都市圏市民警察(GCM)を「市警察(ポリシア・ムニシパル)」に改称

GCMの本部(Paulo Pinto/Agencia Brasil)
GCMの本部(Paulo Pinto/Agencia Brasil)

 サンパウロ市議会は13日、市の警備隊的存在の都市圏市民警察(GCM)を「市警察(ポリシア・ムニシパル)」と改称することを正式に承認した。後は市条例としての公布を待つだけとなった。この名称変更は2019年に一次投票は通していたが、与党側の調整がつかず、二度目の投票が6年近く先延ばしされていた。反対派はGCMには「警察と同等の権利や職務を持たせるべきではない」として最高裁に訴えていたが、最高裁が2月20日に市警備隊が市街地での治安維持活動を行うのは合憲とする判例を出したのを受け、市警察への変更が加速化した。リカルド・ヌーネス市長は市警察に関する明確な規定の作成を急ぐ意向だ。(1)

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