
第一アリアンサ・ミランドポリス日本語学校教師の弓場稔子さんが3月29日、急逝した。行年61歳。前日に体調を崩し、病院で点滴を打って帰宅。朝食後、部屋で休みそのまま亡くなった。30日には弓場農場でミサが行われ、オンライン配信にも多くの人が参加、急にもかかわらずたくさんの人から弔電が集まった。
稔子さんは、1963年日本生まれ。父の仕事の都合で幼少期をブラジル・サンパウロで過ごし、その後日本で農業や雑誌の編集などに携わったあと、2007年に弓場克也さんと結婚し渡伯。弓場農場では月一回の句会や音楽の指導をし、年末の発表会には欠かせない存在だった。昨年の第一アリアンサ百周年の記念行事でも、主要メンバーとして活躍した。
ミランドポリスや第一アリアンサで日本語教師をつとめ、子どもたちに日本語だけでなく、様々な日本文化を伝えてきた。子どもたちからは「トッチ」と呼ばれて慕われていた。