
リオ市北部で1日未明、市営清掃会社(Comlurb)の職員が街路清掃の作業中に、ゴミ捨て場で新生児を発見した。最初は捨てられた人形だと思っていたが、急に泣き出したため、職員は直ちに警察に通報。新生児は産科病院に搬送され、容体は安定していると2日付G1など(1)(2)(3)が報じた。
生まれて間もない女の赤ちゃんは、オウロ・プレト街でピンク色の毛布に包まれた状態でゴミ袋の中に入れられていた。
最初に乳児を発見した清掃員のサムエル・ダ・シルヴァ・サントスさんは、「午前2時頃、作業も終盤に差し掛かり、ゴミを拾い上げて収集車の中に放り入れていたんだ。その時、地面に何かがあるのが見えて、最初は人形だと思って『すごい、リアルな人形を見つけたぞ!娘に持って帰ろう』って思ったんだ。でも手に取った瞬間、それが本物の赤ちゃんだとわかった。そして急に泣き始めたんだ。僕らは作業を中断し、警察に通報した」と当時を振り返った。
サムエルさんは赤ちゃんを腕に抱き温もりを感じた瞬間、自分の養子として迎えることを決意したという。「仕事が終わって、いてもたってもいられず、病院に様子を見に行った。今どうすれば養子に迎えられるのか、手続きを進めているところだ」と明かした。
サムエルさんは14歳と10歳の2人の子どもの父親だ。これまで養子を考えたことはなかったが、今回の赤ちゃんとの出会いがきっかけで心境が変わったという。「息子たちはすでに、新しい妹を迎える準備を始めているんだ。私は彼らに『待ってくれ、まだ多くの手続きが必要なんだ』と説明したけど、彼らは待ちきれない様子だよ。妻も養子縁組について当然のことのように受け入れてくれた」と話した。
「私は今後、どのようにして発見されたのか、あの子に話してあげたい。そうすることで、彼女が自分のルーツを失わずに済むから。彼女には愛情を与えてくれる人が必要なんだ」と語った。
赤ちゃんには「ヴィトリア(勝利)」と名付けられた。病院側によると乳児は入院中で、容体は安定しており、医療チームによる適切なケアを受けている。児童福祉機関および家庭裁判所にはすでに本件が報告されており、警察は引き続き乳児を遺棄した人物の特定に向けた捜査を進めている。