強盗事件の現場を目撃したインテリア・デザイナー、強盗を追い、殺される

　1日正午頃、サンパウロ市で強盗事件の現場を目撃した男性が、強盗を追い詰めようとして、銃殺される事件が起きた。建築家のジェフェルソン・ジアス・アギアルさん（43歳）は仕事の半ばで同僚と外出し、車を運転中、西部ブタンタンのマルジナル・ピニェイロスに近い路上で女性が強盗被害に遭うのを目撃。ジェフェルソンさんが一部始終を見ていたことに気がついた強盗の一人が女性から奪った携帯電話などを持ってバイクで逃げようとしたため、ジェフェルソンさんが車を加速させて追い詰めようとしたところ、道路が左にカーブする地点で、歩道を走って逃げていた強盗に追いついたが、強盗はカーブを曲がり切れず、ジェフェルソンさんの車の行く手を阻むように路上に侵入して撥ねられた。だが、強盗が起き上がりざま、ジェフェルソンさんに向け、正面から銃弾3発を浴びせた。ジェフェルソンさんは重傷で病院に急送されたが、助からなかった。同乗していた同僚にはケガはなかった。犯人は現在も逃走中だ。（1）