

犯罪者の大胆さが増している――サンパウロ州沿岸部のサントス市で、ビーチ沿いをランニングしていた女性が、自転車に乗った賊にネックレスを引きちぎられ、首に擦り傷を負った。あろうことか、その強盗は犯行直後、強奪したネックレスの一部を自慢げに見せつけ、その状況を嘲笑する動画をSNSで生配信していたと、1日付ア・トリブナ紙など(1)(2)(3)が報じた。
事件は3月29日(土)午前8時40分頃、同市の高級地区ポンタ・ダ・プライアのペレ王大通り(Av. Rei Pelé)で白昼堂々と発生した。2人組の犯人が自転車で近づき、被害者のタミリス・ナシメントさん(31歳)が身につけていたネックレスを強引に引っ張って奪い、その際、タミリスさんの首に怪我を負わせた。
犯行直前、たまたま地元写真家がタミリスさんを撮影しており、その写真には強盗犯と思われる自転車に乗る2人組が写っていた。その後犯人らは向きを変えて、タミリスさんを背後から襲ったと見られる。
犯行直後、犯人の1人が自らのSNSで生配信を行い、カメラに向かって盗んだ金のペンダントを見せつけた。ライブ配信中、犯人は「くそっ! ネックレスのチェーンを落としちまった。ペンダントだけが残ったけど、これは相当デカい〝ブツ〟だ、ヤバいな。4グラムはかたい」と語り、数分後に現場に戻ってチェーン部分を拾いに行くとも語った。
さらにリアルタイムで犯行の様子を見せられなかったことを残念がり、「ちょうどフリーズしちまって映せなかった、クソッタレ。でもこれはモノホンの金だ、まあいいとしよう」とのしゃべりを投稿した。
この事件について、タミリスさんも自身のSNSで危険性を警告する動画を公開し、大きな反響を呼んだ。彼女は、「犯人にネックレスを強く引っ張られて、まだヒリヒリと痛みがあるの。彼らの犯行はとても素早かったわ。でも命に関わる大怪我ではなかったし、携帯も盗られなかったことは不幸中の幸い。これは、1人でトレーニングする女性への警告です」と述べた。
警察の公式発表によると、犯人の身元はすでに特定されており、男の所在確認と事実確認が進められているという。