第59回花祭り、12日=リベルダーデ広場で開催

花祭り開会式で甘茶かけをする僧侶

 ブラジル仏教連合会(梶原洋文マリオ会長)とリベルダーデ文化福祉協会(ACAL、藤田ヨシアキ・ダニロ会長)による「第59回花祭り」開会式が12日午前10時からサンパウロ市リベルダーデ区の同駅前広場で行われる。白象に釈迦牟尼像を載せて、お稚児さんと一緒に行進する「お練り行列」は午前11時から行われる予定。
 7日から11日の10時から16時の間、ガルボン・ブエノ街の東洋庭園内に花御堂(はなみどう)が設けられる。参拝者は杓子でお釈迦様の像に甘茶をかけてお参りすることができる。甘茶かけは、お釈迦様が誕生した時に、飲むと不老不死になるという伝説の飲み物「甘露」が空から降ったとの逸話に由来している。
 花祭りは、お釈迦様の誕生を祝う行事。お釈迦様は紀元前5世紀頃、現在のネパール・ルンビニの花園で誕生したといわれている。誕生日は4月8日で、この時期になると寺院ではたくさんの花を用いた「花御堂(はなみどう)」を作って、お釈迦様の誕生を祝う。
 花祭りには、宗派に関係なく参加でき、子どもの健やかな成長や家内安全を祈願するものとしても知られている。

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