林大使が墨絵ワークショップ=学習者約70人に丁寧に指導=ブラジリア日本語普及協会

一人一人に丁寧に指導する林大使

 ブラジリア日本語普及協会(矢田正江理事長)は、日伯外交関係樹立130周年を記念して林禎二大使に墨絵のデモンストレーションとワークショップを依頼し、13日(土)に同モデル校で日本文化学習の一環として開催された。矢田理事長は「予想を超える学習者が参加して、その一人ひとりを指導くださったのですから、そりゃ感動のしっぱなしでした」と開催の成功を喜んだ。
 まず林大使が、伝統的な絵柄である蓮の花を描く模範演技を行い、その後、全員で竹を描くワークショップを行った。林大使は一人一人の机を回り、丁寧にコツを指導して回った。
 同普及協会、モデル校始まって以来初めて、大使自らがデモンストレーション、ワークショップを行った。当日は予想を超える70人近い学習者が参加したため、本来なら一緒にワークショップを受けるはずの教師たちも、水の取り替え、半紙の配布などに忙しく、座って指導を受けることができないぐらいだったという。

 昼食には日本食レストラン弁当を各自が購入し、参加者は「美味しい」を連発。その間、「日本語交流会」の一環として石垣友明次席公使とその家族、岩戸孝広一等書記官、青木翔吾二等書記官、青木萌書記官夫人らも出席して学習者と日本語で交流した。学習者らは取得した日本語を使って、一生懸命に会話を試みていた。
 最後に林大使は参加者全員と記念写真を撮影し、デモンストレーションで描いた墨絵を同モデル校に寄贈した。
 矢田理事長は「林大使には、ぜひ墨絵のデモンストレーションをしていただきたいと以前からお願いしておりました。ようやく念願がかないました。参加した学習者の皆さんも大使直々に教えてもらえ、大感激の様子でした」と喜んだ。

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