《記者コラム》また一つ消えた日本語図書室=島崎藤村の石碑と日本病院=最後に借りたのは昨年の6月

図書館利用者名簿の最終ページ、最後の利用者は昨年6月

利用者名簿では昨年6月が最後の貸し出し

 「もう図書室を使う人がほぼいなくなってしまいました。会長の判断で始末することになったので、残しておくべき本があればぜひ持って行ってください」――2月半ば、北海道協会(平野オストン会長)の元副会長、馬場光男さん(86歳、北海道河東郡出身)からそう言われ、ドキッとした。もちろん日本語のそれだ。

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