来年4月公開予定で、臣道聯盟の歴史を背景にした話題の映画『コラソンエス・スージョス(国賊)』に出演するために、常盤貴子や余貴美子などの日本の有名女優らが来伯し、だるま塾の森脇禮之塾長にその頃の雰囲気を教えてほしいと訪れた。森脇さんが語る言葉の一言一言に集中し、メモをとりながら聞いていたという。非日系人との娘の婚姻に父親が悲観して割腹自殺したエピソードなどでは、思わず手を止めて驚きの表情で聞き入るなど、日本とはまったく異なる日系社会の戦後の様子を吸収し、演技に活かしていたようだ。加えて伊原剛志、奥田瑛二などの有名な俳優も登場する、セリフの7割が日本語という異色のブラジル映画の制作状況をおってみた。