「継承日本語の時代は終わり」とか「これからの日本語教育は外国語教育」などの悲観的な声が年々強くなってきています。継承日本語教育は衰退の一途をたどり、近い将来消滅する。これはもはや確定事項だという雰囲気が漂っています。 はたしてそうでしょうか? 確かに日本人会が長年運営してきた「日系子弟・児童対象の日本語学校」はさまざまな理由により一昔前にくらべ生徒が激減しており、学校を閉鎖するところも後を絶ちません。