【エクアドル発=秋山郁美通信員】赤道直下にあるミタ・デル・ムンド(赤道記念公園)――そこから南5キロにある旧キト日本人学校の校舎からは、毎土曜の朝、のどかなラジオ体操の音楽が聞こえる。エクアドルの首都キトにある日本語補習校(根上宏校長)の生徒、親、講師が揃って運動をしている音だ。世界経済の変化にともない、移ろう現地の日本人事情の一端を、同学校の推移を通して聞いてみた。