連載小説=自分史「たんぽぽ」=黒木 慧=第30話
結婚と独立
ところで、この様なことがあって、私の嫁探しは終わり、美佐子の来るのを一日千秋の思いで待つ様になった。いよいよ独立の準備が始まった。森田さんの世話でサンロッケの町から四㌔の所にあるイリネウ・デ・モラエスの二アルケールの土地を借りて、そこにバタタを植える事になったのである。
まず、土壁の家を建てるのに森田さんの土地のユーカリ材を提供して下さり、現場まで運んでくれた。
私の労務契約期限は九月十五日なので、自分の家の材木を切ったりするのは時間外や日曜日などを利用した。
美佐子の到着が八月十五日、大阪商船の新造船あるぜんちな丸で、コチア花嫁移民...
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