連載小説=自分史「たんぽぽ」=黒木 慧=第50話
長女のるり子は小学校の四年生をバルゼン・グランデの寄宿舎で過ごし、そのあと、当時厳しいしつけをすることで有名であったサンロッケ市の丘の上学園に移った。この学園は当時六十才位であられた茅根先生が三十名位の生徒を寄宿させ、日本語と日本的なしつけを指導していた。そこにはかなり遠隔の地からも寄宿している子供もいた。そこでプリマリオ(小学八年まで)を終えるとちょうど、その頃、私達のシチオ(農場)の隣にモラーレスと言うある銀行の重役さんが別荘を造って、自分の息子をサンロッケの学校に送り迎えすることになり、そこの奥さんのドナ・ノエミーに一緒に便を借りてしばらくの間、多分一年近く...
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