連載小説=自分史「たんぽぽ」=黒木 慧=第123話
・八月 弟三美(七十一才)が日本横浜で急死、彼の妻、美智子さん、それに美保、さやか、たかしの一男二女の子供がいた。美智子さんの説明によると、その前の晩は元気そうにしていたのに、翌朝いつもの時間に起きて来ないので部屋に呼びに行ったら安らかに死んでいたとか。余り苦しんだ様子もなく、多分色々な合併症だったのではとの話である。川崎在の絵理子が私達の代理で法事に参列した。私達はその年の十一月訪日の折に墓参した。これで私達八人兄弟姉妹のうち半数の四人が亡くなった。長女の純子、長男の知足、三番目の姉弥栄香、そして弟三美である。まだ残っているのは日本に二人、次姉の信代と末っ子の七海...
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