【9日の市況・速報】Ibovespa前日比0.31％安の14万1708ポイント／米国がアルゼンチン支援で異例のスワップ協定／ETF市場に5年ぶりの資金流入 「トランプ–ルーラ会談」が呼び水に

ブラジル株、財政不安と外部要因で続落

政府は税制改革でつまずき ペトロブラス下落も銀行株が下支え

2025年10月9日 サンパウロ発

ブラジルの株式市場は9日、外国市場の調整と国内の財政不安を背景に下落した。代表的株価指数イボベスパ（Ibovespa）は前日比0.31％安の14万1708ポイントで取引を終えた。主要株のペトロブラスが国際原油安に引きずられた一方、大手銀行株の堅調が指数の下支えとなった。

為替市場ではドル高・レアル安が進行し、ドルは0.58％上昇の1ドル＝5.375レアルで取引を終えた。市場関係者の間では「通貨の動きは、地政学的リスクよりも財政問題への警戒...