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小説=「森の夢」=ブラジル日本移民の記録=醍醐麻沙夫=113

21/01/2025

 「これからは×印の処へは二度とコーヒーを植えるな。○印の延長に植えるんだ」
 運平は言った。
 皆はうなずいたが、力のないうなずき方だった。再びコーヒーを植える気力が湧かないのだった。他人のコーヒーを請負って苗から結実まで四年、面倒を見るだけで一財産作れるほど手間のかかる仕事だから、やる気が失せるのも無理なかった。
 「頑張ってくれ。もう一度コーヒーを植えてくれ」彼は声をはげまして皆の顔を見たが、人々はうなだれていた。
 「な、頑張ってくれ、ほれ、これが土地の証書だ。自分の土地だ。頑張ってくれ」
 彼は証書を一人ずつ渡しながら言い続けた。
 「ブラジル...

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