トランプ関税の影響相殺＝他国への輸出増で総額増加

  【既報関連】米国がブラジル産品に課した50％関税は8月から発効となったが、8～9月の場合、他国や他地域への輸出振り替えで米国への主要製品の輸出額減少は相殺されたと13日付ヴァロール・サイト（1）が報じた。

米国への輸出量が最も多く、かつ、関税引き上げの対象となった20品目中、9品目は、米国向けの輸出額が減った一方、その他の国や地域への輸出額は24年同期と比べ、増減率が低かった。

リオ州立大学（UERJ）教授でジェトゥリオ・ヴァルガス財団ブラジル経済研究所（FGV Ibre）研究員でもある経済学者のリア・ヴァルス氏とヴァロール社が商工開発省通産局（Sec...