《解説コラム》暫定法案否決の裏に賭博企業＝強力なロビー活動の成果か＝急成長するオンライン賭博

10日付本紙《IOF代替法案＝下院否決で政権に大打撃＝選挙年の財政運営困難に＝背後でタルシジオ根回し》（brasilnippou.com/ja/articles/251010-11brasil）にある通り、連邦政府が提案した暫定法（MP）が8日、中道諸党派「セントロン」に電撃的に葬り去られた。前日の専門委員会ではギリギリで承認される流れだと見られていた。

その背後には、財政改革・税制強化をめぐる政権と議会との軋轢だけでなく、オンライン賭博企業（bets）からの強いロビー活動があり、今後の議会支配構造や裏交渉の構図を浮き彫りにするものだと、ジャーナリストのマル・ガス...