ルーラ3期目＝公社赤字額が過去最大に＝郵便先頭に累計185億レ

第3期ルーラ政権では、23年1月に発足してから25年8月までの2年8カ月間で、国営企業が累計185億レ（約5164億円）の基礎的財政赤字を記録した。この額は、歴代政権の同期間比較で統計史上最大だ。主な赤字要因はブラジル郵便電信公社（ECT）で、25年上半期だけで43億レの赤字を計上したと19日付CNNブラジルなど（1）（2）が報じた。

中銀データを同サイトが集計したところ、国営企業の基礎的財政赤字は23年から発生しており、同年は22億レの赤字で終わった。24年には赤字が約4倍の80億7千万レに膨らみ、25年1〜8月も83億レの赤字が計上されている。ただし、この数字...