フォード「中国車無視できない」＝ブラジルが中南米戦略の中核に

米自動車大手フォードのジム・ファーリー最高経営責任者（CEO）が、中国メーカーによる世界自動車市場の制覇に強い警鐘を鳴らしている。西側の自動車メーカーは中国の新興勢力を過小評価してきたが、電気自動車（EV）分野で急速に勢力を拡大する中国勢は、「もはや無視できない存在となった」とファーリー氏は警告していると3日付エスタード（1）が報じた。

ファーリー氏は、中国ブランドがEV市場で顕著な優位性を確立していると繰り返し強調している。自身が日常的に運転するシャオミ（Xiaomi）のEV「SU7」についても、単なる好奇心ではなく、技術と完成度への敬意からだという。同氏は「こ...