組織犯罪CPI＝選挙睨み上院で治安論戦＝僅差で政府側が委員長に＝報告官はルーラ発言批判

上院は4日、組織犯罪に関する議会調査委員会（CPI）を開設し、労働者党（PT）のファビアーノ・コンタラート上議を僅差で委員長に選出した。犯罪集団「コマンド・ヴェルメーリョ（CV）」に対するリオ市での掃討作戦に対する対処で世論が二分され、強い反発も受けていた中で、ルーラ政権にとっては朗報となった。同日付G1サイト(1)が報じている。

組織犯罪に関するCPIは、10月28日に警官4人を含む計121人という、ブラジル犯罪史上で最多となる死者を出したリオ市のCV掃討作戦を受けて正式に発足した。

同件に関しては、国内の世論も二分されている。リオ州政府や警察の道義的問題を問う...