リオ州知事＝「もう10回」追加戦を示唆＝高世論支持や米国支援で強気

10月28日にリオ市のファヴェーラ（スラム街）で実施された大規模掃討作戦を巡り、世論調査での支持や米国からの支援の申し出を受け、強硬姿勢を示すクラウジオ・カストロ・リオ州知事がさらなる作戦の実施を表明した。一方、ルーラ大統領は作戦を「悲惨で、殺戮をもたらした」と厳しく批判し、連邦警察の法医学者による調査への参加を求め、作戦の正当性の検証を訴えたと5日付オ・グローボ紙（1）が報じた。

同作戦は麻薬組織コマンド・ヴェルメーリョ（CV）幹部の逮捕を目的として実施されたが、逮捕令状100件に対し、逮捕者は20人。警官4人を含む死者は121人に上り、国内史上死者最多の作戦と...