Selic＝3会合連続で15％据え置き＝利下げ観測で株価史上最高値

中銀通貨政策委員会（Copom）は5日に終了した会合で、経済基本金利（Selic）を年率15％に据え置くことを決定した。インフレ鈍化の進展を認めつつも、当面は引き締め的水準を維持する姿勢を崩さなかった。一方、声明文では9月の表現から微妙な文言修正が行われたことで「利下げ局面入り」への思惑を呼び、市場では26年初にも金利が引き下げられるとの観測が再燃。その内容が市場関係者には織り込み済みだったため、Selic発表前にも関わらず、同日の株価指数は史上最高値を更新し、レアルも対ドルで上昇したと6日付ヴァロールなど（1）（2）（3）が報じた。

Copomは6月の会合でSe...