サンパウロ市=フェミサイドが10カ月で53件=専門家が警鐘「支援体制整備が急務」
2025年1〜10月、サンパウロ市でのフェミサイド(女性であることを理由にした殺害事件)が53件に達し、前年1年間の総数51件を上回り、過去最多となった。サンパウロ州全体でも同期間中に207件発生し、前年同期の191件から大幅に増加。社会全体に深刻な警鐘を鳴らしていると3日付ヴァロール紙(1)が報じた。
サンパウロ州保安局(SSP―SP)によれば、フェミサイドが本格的に記録されるようになったのは法的に類型化された2015年からで、今回の53件は法改正以降で最多となる。
暴力防止団体「Sou da Paz」のカロリナ・リカルド事務局長によれば、フェミサイドの増加傾向...
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