【10日の市況・速報】Selic15％維持の衝撃　Ibovespa前日比0.69％高の15万9,074ポイント／ボリビア前大統領アルセ氏を逮捕／チリ、ピノチェト以降で最も右派色の強い政権誕生へ

南米・ブラジルの金融市場・政策・国際情勢動向

Copom決定が映す政策不確実性、市場の反応と国内外政治のリスクを読む

ブラジル中央銀行の金融政策委員会（Copom）は10日、政策金利（Selic）を年15％に据え置いた。2006年以来の高水準が4会合連続で維持され、市場予想通りの結果となったが、その後の市場動向や政局への影響は、通常の金融政策判断を超えた広がりをみせている。
国内ではインフレ期待の目標乖離、労働市場の逼迫、財政政策の不透明さが引き続き重荷となり、また国外では米国の金融政策をはじめとする不確実性が高まる。株価、為替、金利、さらに2026年選挙に向けた政治...