連載小説=自分史「たんぽぽ」=黒木 慧=第27話
又、一度だけサンパウロ市から南へパラナ州境に近いカナネイアまで往復六〇〇㌔を、これもカミニョンの荷台に乗って魚釣りに行ったこともある。この様に娯楽は少なかったけれど、いい思い出として残っている。その当時はこれが当たり前でまだ贅沢な方だったのかも知れない。
そうしたら、ブラジル語の修得の方はどうだったのだろうか。
森田さんの農場からサンロッケの町に向かって四㌔位行った所にソロカミリンと言う部落(バイロ)があって、小学四年生までの寺小屋風の小さな学校があって、そこでベアトリス・ロドリゲスと言う若い独身の女教師が教えていた。そして彼女はそのすぐ近くに住むトニッコ...
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