連載小説=自分史「たんぽぽ」=黒木 慧=第145話
美佐子は元来おしゃべりなので、ブラジル人とのバテパッポも多く、会話は私より上手である。私達のつき合いが殆んど日系社会だったのでブラジル語を覚えられなかったけど、今後も日系社会の中で暮すので余り不自由は感じないと思う。でも孫達とのコムニケーションに不自由を感じている。
(八) 食べ物について……私は幼児期、成長期と食べ物不足で、食べることには他人以上に執着心が強い。高級志向ではなく、充分に食べられる事で事足りて来た。近年になってブラジル社会の食事情も改善され、サンパウロでは金さえあれば世界中のあらゆる料理を賞味出来る時代になった。それも高級料理店の一食何百レアイ...
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