【24日速報】南米３国に走る緊張と転機 ― アルゼンチン「ミレイ・トレード」試練の選挙、コロンビア制裁、ベネズエラ緊迫化

南米情勢が再び波立っている。市場改革を掲げるアルゼンチンのハビエル・ミレイ政権は、25日に実施される中間選挙を前に、世界の投資家から厳しい視線を浴びている。隣国コロンビアでは、ドナルド・トランプ米大統領（再登板）がグスタボ・ペトロ大統領を名指しで制裁対象に指定し、米州外交に大きな亀裂を生んだ。そしてベネズエラでは、米軍の艦隊展開を受け、ニコラス・マドゥロ政権が「戦争反対」を訴える異例の演説を行った。アルゼンチン、コロンビア、ベネズエラ──三つの国で同時に、経済と政治のせめぎ合いが進む。

アルゼンチン：「ミレイ・トレード」第２幕の岐路

「今回は、誰も“間違った側”に立...