ブラジル日系社会=『百年の水流』(再改定版)=外山脩=(203)

なお山下は、この日は参加しなかったという。理由は当人も覚えていない。
続いて三十一日夜、彼らは、牛沢鶴太郎の菜園の傍にある小屋に集合した。牛沢は家を空けていた。
この時、変事が起った。新屋敷が現われなかったのである。「裏切りか?」と疑う者もいた。
新屋敷のこの行動は、押岩によると、
「急病によると聞いた。事件後、彼も逮捕され、その後、病死したそうだ」
という。
小屋に集合したのは、他の十人である。
新たな目標が年長者から示された。古谷重綱と野村忠三郎だった。
古谷は終戦事情伝達趣意書の署名者であったが、格別、認識運動に熱心だったわけではない。それが目標に選ばれたのは...
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