中国投資、インフラ制圧の衝撃=「規模」の中国、「ガバナンス」の日本=日系社会が導く「日伯共創」逆転劇《編集長コラム》
中国がブラジル経済に及ぼす影響力は、もはや単なる貿易上の互恵関係という枠を突き破り、直接投資(FDI)を介して産業構造そのものを根底から変質させつつある。この地殻変動の実像を捉えるには、累積投資額と業界別配分の詳細を日本と比較する視座が不可欠だ。
■対内直接投資残高:猛追する「第1集団」、守勢の「安定株主」
ブラジル中央銀行などの統計を基にした推計によれば、中国(香港・マカオを含む)の対ブラジル累積直接投資残高は、2024年時点で700億~800億ドル規模という未踏の領域に達した。2000年代半ばにはほぼ皆無であった存在感が、わずか15年余りで急拡大した事実は驚異的...
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