Literatura
小説=流氓=薄倖移民の痛恨歌=矢嶋健介 著=67
「反抗すると撃つぞ」 別の兵が銃をかまえた。律子たちはなすすべを知らず、おどおどと震えている。黙って...21/10/2023
『楽書倶楽部』第70号=第5回親睦会、充実の最多168頁
『楽書倶楽部』第70号 日毎叢書企画出版(前園博子代表)の『楽書倶楽部』第70号が10月に発行され、...20/10/2023
小説=流氓=薄倖移民の痛恨歌=矢嶋健介 著=66
昨年、山を焼いた後の湿地には焦げ死んだ鰐が見つかった。中央部の水溜りには生き残った何匹もの子鰐が水を...18/10/2023
小説=流氓=薄倖移民の痛恨歌=矢嶋健介 著=65
そう言う父の言葉も、隆夫さんの愛国心も痛いほどよく解るわ。だけど私たちは外国に住んでいます。ここは養...17/10/2023
小説=流氓=薄倖移民の痛恨歌=矢嶋健介 著=64
と、我々の活動を理解することもなく、むしろ嘲けられると、こちらも売り言葉に買い言葉で、祖国存亡の危機...14/10/2023
小説=流氓=薄倖移民の痛恨歌=矢嶋健介 著=63
律子への手紙 しばらく御無沙汰してしまった。自活の道が拓らけてから便りするつもりでいたが、これでいい...11/10/2023
小説=流氓=薄倖移民の痛恨歌=矢嶋健介 著=62
彼らは一本の大木に両側から斧を入れ、白いコッパを散らしながら駄じゃれとも媚びともつかない言葉を投げ合...10/10/2023
小説=流氓=薄倖移民の痛恨歌=矢嶋健介 著=61
切り出した灌木に曲がったものがあると、それを火にあぶって矯正したり、鉋で適当な太さに削ったりする。鍬...07/10/2023