Romances em Série
小説=「森の夢」=ブラジル日本移民の記録=醍醐麻沙夫=5
「とにかくサンパウロへ行こう」 外交官のつもりで気取っている彼等の高慢の鼻をへし折る楽しみは後廻しに...12/07/2024
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小説=「森の夢」=ブラジル日本移民の記録=醍醐麻沙夫=4
色の白い男が「仁平嵩」(にへいたかし)と名乗った。 キリッとした細面の小男は「加藤順之助です」と言っ...11/07/2024
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小説=「森の夢」=ブラジル日本移民の記録=醍醐麻沙夫=3
「そうだ。……しかし、この素晴らしい景色を眺めたあと、また、あのすえた臭いの充満する陰気な船底の三等...09/07/2024
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小説=「森の夢」=ブラジル日本移民の記録=醍醐麻沙夫=2
「この港の市長たちが来ると困るが、現実に話せないのは如何ともなし難い。我等は東京外語のスペイン語科で...06/07/2024
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小説=「森の夢」=ブラジル日本移民の記録=醍醐麻沙夫=1
第一章 ブラジル!サンバとコーヒーの国。 わけても赤道に近いサルバドール港の街は陽気だった。 暑い一...05/07/2024
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小説=流氓=薄倖移民の痛恨歌=矢嶋健介 著=161・終
何のために整地され、土饅頭があって草花が植えてあるのか。子供たちは知らなかったし、大人たちは黙殺して...27/06/2024
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小説=流氓=薄倖移民の痛恨歌=矢嶋健介 著=160
中でもサップーバは軽くて弾力があり、木質が光沢に勝れ、鍬の柄として最適である。 蒸し暑い午後で、こと...26/06/2024
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小説=流氓=薄倖移民の痛恨歌=矢嶋健介 著=159
「ブラジルへ来なかったら、こんなことにもならなかったのに……」 と、とめさんらしい鼻声が聞こえた。 ...25/06/2024
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