ルーラ＝ミレイの就任式は欠席へ＝ボルソナロは出席の意向

　１０日に行われるアルゼンチンのハビエル・ミレイ新大統領の就任式に関し、ルーラ大統領は出席しないことが明らかになった。５日付ＣＮＮブラジル（１）（２）などが報じている。
　これは、５日に大統領府通信局のパウロ・ピメンタ長官が明らかにしたものだ。それによると、ミレイ氏の就任式にはマウロ・ヴィエイラ外相と側近が出席するとした。この発表で、ルーラ大統領とジェラルド・アルキミン副大統領の欠席が確実となった。
　連邦政府の見方では、ミレイ氏がルーラ氏より先にボルソナロ前大統領に招待状を送ったこと、ミレイ氏が選挙キャンペーン中にルーラ氏のことを「汚職の泥棒」と繰り返し呼んだことなどで印象が良くないという。
　ミレイ氏は１１月２６日に次期外相予定のディアナ・モンディーノ氏をブラジリアに派遣し、ルーラ氏に招待状を送るなどしていた。
　一方、ボルソナロ氏は既に最高裁に対し、「７日から１１日は国内を不在とする」と伝えており、就任式に出席する意向を示している。