《特別寄稿》渡航移植をめぐる〝黒い霧〟=厚労省は移植臓器を増やす確固たる政策を=(中)=ジャーナリスト 高橋幸春
証人は、インターネットで「支援の会」をみつけ、菊池に電話したことから渡航移植の第一歩が始まった。
「もしあの時に菊池さんと出会ってなければ、今私はこの世に生きていないと思います。命の恩人で、感謝してもしきれないほど深い思いを今日まで持ち続けています」
渡航移植に踏み切らなければ、患者の証言通りになっていただろう。
子供の頃から腎臓が悪く、35歳から透析治療を受けるようになり、10年が経過した頃から歩行も困難になった。
「私の家族、親戚に慢性腎臓病が多く、私を含めて5人が透析を受けており、私を除いては4人がすでに亡くなっています」
慢性腎不全を発...
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