ぶらじる俳壇=152=伊那宏撰
コチア 森川玲子
見納めの花見と思ふ齢かな
〔聖市内や近郊には桜の名所が幾つかある。桜祭りにはたくさんの市民が訪れ、今や市の観光行事として定着している。毎年桜見を楽しみにしているご高齢のこの作者も、今年を〈見納め〉と思いつつ楽しまれた。昔移民にとって桜は心のふるさとであった。日本より導入して試作を重ねた結果幾種類かが定着、七十年ほど前のことである。それが今日の桜の園実現に繋がった。当初カンポス・ド・ジョルドンの日伯援護協会のサナトリウムの庭園に植えられたものがはしりであった。樹はまだ小さかったがそれなりに満開を迎え、毎年観光バスを仕立てて大勢の日本人が郷愁を癒しに訪れ...
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