サンパウロ市=中央部のビルで強制立退=移転交渉が不調に終わり

　サンパウロ市の州都治安警備隊（GCM）は19日午後、市中央部のクラコランジア付近のビルで、劇団員やアーティストの強制立ち退きを敢行した。同日付G1サイト(1)が報じている。

　立ち退きの対象となったのは、市中央部ルスのジェネラル・コウト・マガリャンエス街とグスモンエス街、プロテスタンテス街の間に位置する市の所有地にある建物だ。この土地はクラコランジアを包囲するための壁で囲まれており、最近まで、麻薬常用者が行き来する場所でもあった。

　この建物をコンテイネル劇団と非政府団体の「テン・センチメント」が占拠し、劇場や荷物置き場として使っていた。彼らは立ち退きに強く抗議したが...