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落合陽一=「事事無礙はEnd to endと響き合う」=AI時代に息づく東洋思想

09/12/2025

IMG_2356プレゼンをする落合さん
幻想的な自身の作品、デジタル茶室の中でプレゼンをする落合さん

テクノロジーと伝統文化の架橋を探求してきた研究者でメディアアーティストの落合陽一さん(38歳、東京都出身)が、11月1日にサンパウロ市SESCビラ・マリアーナで自身のデジタル茶室作品の中で、ブラジル裏千家の協力を得てお茶会プレゼンを行なった際、取材した。デジタル時代のキーパーソンは、異文化の地で何を見つめ、何を語ったのか。

落合さんがまず強調したのは、日本文化を説明する際の難しさだ。「日本人なら言わなくても伝わることが、外国の方には宗教的背景から丁寧に解きほぐす必要がある」。

デジタル茶室のテーマ、華厳経の概念「事事無礙(じじむげ)」は、個々の存在を認めつつも、す...

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