Literatura
小説=流氓=薄倖移民の痛恨歌=矢嶋健介 著=75
浩二は、ニュースの受信源である短波放送を、一度、自分の耳で確かめたいと望んでいた。ある日の出荷トラッ...16/12/2023
木陰・朝蔭通巻900号に=終戦直後創刊、日系最古の俳誌
木陰・朝蔭通巻900号 佐藤念腹氏が創刊した日系社会最古の月刊俳句誌『木陰』。その後継誌『朝蔭』がこ...07/12/2023
小説=流氓=薄倖移民の痛恨歌=矢嶋健介 著=74
頑固である割りに、すぐ自己批判、自己嫌悪に陥る浩二だった。屋外で暁を告げる鶏の声が聞こえる。天井の近...06/12/2023
小説=流氓=薄倖移民の痛恨歌=矢嶋健介 著=73
「教育者みたいなことを言うじゃないか。俺たちは同じ立場にいる仲間だろう。その君がどういう権利をもって...28/11/2023
梅田邦夫著『ブラジル日系人の日本社会への貢献』東本願寺門主からプロレスラーまで=日本とブラジルの関係問い直す1冊
『ブラジル日系人の日本社会への貢献』(東京図書出版) 元駐ブラジル日本国全権大使の梅田邦夫さん(69...23/11/2023
小説=流氓=薄倖移民の痛恨歌=矢嶋健介 著=72
山路はシャツの袖で顔の脂汗を拭きながら皆を見渡す。永く運動部長で鳴らした男である。しばらく沈黙したが...15/11/2023
小説=流氓=薄倖移民の痛恨歌=矢嶋健介 著=71
有村は警察署長と顔なじみなので、事が拗れぬように交渉してみると日本語で話す。戦時下で日本語使用は禁止...14/11/2023
同人誌『西風』18号を刊行=15編のエッセー等、45レで販売
『西風』18号の表紙 西風会は9月、同人誌『西風』18号(266頁)を刊行した。 巻頭言「不条理とい...01/11/2023