ブリジストン、SA工場で600人解雇=タイヤ製造の方針変更で

ブリジストンが大サンパウロ市圏サントアンドレ工場での乗用車用のタイヤ生産を打ち切り、3400人の従業員の内600人を解雇することを決めた。8日付UOLサイト(1)(2)などが報じている。
ブリジストンによると、この決定は、同工場での生産を、空気圧スプリングのFirestone Airideと、トラックやトラクター、オフロード用のタイヤのみに専念させるためだという。
同社は声明で、「事業と市場を吟味し、当社の競争力、資金に対する効率性、ポートフォリオを最適化することで消費者や市場のニーズに応えていくことにした」と語っている。
乗用車と小型トラック(カミニョネッテ)用のタイヤの生産は今後、バイーア州カマサリ工場で、トラック用のタイヤと合わせて行われる予定だという。同工場で従業員の採用を行うかどうかは明らかにされていない。