マリエレ事件=連警がリオ市警を捜査=意図的捜査かく乱疑う
2018年に殺害された元リオ市議、マリエレ・フランコ氏殺害事件に関し、連邦警察はリオ市警による捜査かく乱の可能性を疑っている。21日付メトロポレス・サイト(1)などが報じている。
マリエレ事件の連警捜査は、フラヴィオ・ジノ法相の依頼で、3月初旬から始められていた。
連邦警察は、マリエレ氏の捜査に関与した複数のリオ市警の警察官が、解決の糸口が見えなくなるように捜査を意図的に操作し、さらには誤った方向に導かせていた痕跡が見られたという。
同事件の捜査にはこれまでに5人の警部が携わっており、これまでで合計三つの捜査班が組まれている。連警は警部たちが違法行為に参加した可能性を捜査するという。
マリエレ氏は2018年3月14日にリオ市内を車で走行中に銃撃され、運転手のアンデルソン・ゴメス氏と共に即死した。これまでに実行犯2人が逮捕されているが、5年を経ても殺害命令犯が見つかっておらず、捜査の遅れが指摘されていた。連警が捜査に関与するようになったのも捜査の遅れが原因だ。