レザ・パトリア作戦=「襲撃者を入れさせろ」=無抵抗指示した軍人逮捕
22日、連邦警察によるレザ・パトリア作戦第12弾が行われ、1月8日の三権中枢施設襲撃事件の起こる前から襲撃者を中枢施設の中に入らせるように指示していた軍警が逮捕され、3カ所での家宅捜査も行われた。同日付G1サイト(1)などが報じている。
唯一の逮捕者は軍警少佐のフラヴィオ・シルヴェストレ・アレンカール容疑者だ。同容疑者は昨年12月20日に「オフィシアイス・PMDF」と呼ばれる軍警同士で交わされたメッセージのやり取りで、「最初の抗議活動では襲撃者たちを議会の中に入れさえすれば良い」との発言を行っていた。軍警たちはこの時、やがて起こり得る抗議活動に関するメッセージを取り交わしていた。
この会話は、2月の同作戦第5弾で逮捕された軍警中尉のラファエル・ペレイラ・マルチンス容疑者の携帯電話の記録の中から見つかったもので、連警はこの時の会話での発言を今回の逮捕の理由としている。アレンカール容疑者はこの発言の末尾に「kkk」という、笑いの表現まで入れていた。
アレンカール容疑者は2月の第5弾でも、最高裁侵入を試みる襲撃者を黙認したとして逮捕されていた。