パラナ州=学校襲撃で2人目の犠牲者=前日死亡の女生徒の恋人
【既報関連】19日にパラナ州カンベーで起きた州立校襲撃事件で頭を撃たれて入院中だった16歳の少年が20日に死亡した。2人目の犠牲者となった少年は1人目の犠牲者の恋人だった。20日付UOLサイトなど(1)(2)(3)(4)が報じている。
カンベーの州立エレナ・コロディ校襲撃事件は19日午前9時30分頃に起き、カロリネ・ヴェリ・アルヴェスさん(17)が銃撃され、即死。ルアン・アウグスト・ダ・シルヴァさん(16)も頭に銃弾を浴び、入院加療中だったが、20日午前3時27分、入院先の州立ロンドリーナ大学病院で息を引き取った。
ルアンさんは前日亡くなったカロリネさんの恋人だった。カロリネさんの父親の話では、彼女は将来、教職に就くことが夢だったという。20日未明からの通夜の席で父親は「いつも笑顔で幸せな子で、教会でもよい奉仕をしていた」とし、高校卒業後は米国に留学することも夢見ていたと語っていた。
一方のルアンさんの両親は、ルアンさんの臓器提供を行いたいと考えているという。
他方、事件直後に逮捕された21歳の襲撃犯は警察の取り調べに対し、「犯行は4年前から計画していた」と語り、亡くなった2人に関しては「知らない人たちだった」と語っている。警察はこの男性の共犯者として13歳の少年の身柄も拘束している。