セレソン監督、アンチェロッティ氏に決定か=スペインでは本人は否定とも
19日、サッカー・ブラジル代表(セレソン)新監督に、現レアル・マドリッド監督のイタリア人カルロ・アンチェロッティ氏が2024年より就任するとの報道がグローボ局などから行われた。だが、スペインのメディアは寝耳に水で、懐疑論も沸き上がっている。20日付テラサイトなど(1)(2)(3)が報じている。
19日、グローボ系列のメディアは一斉に、ブラジル・サッカー協会(CBF)とアンチェロッティ氏が、レアルとの契約が切れる2024年よりセレソンの指揮を振るうことで口頭上は合意し、その意向がレアル側にも伝わっているとの報道を行った。
世界的な大監督として知られるアンチェロッティ就任との報道で、国内のサッカー・ファンは大騒ぎとなった。だが、この日の報道では、まだ正式な契約を交わしたわけではなく、2024年の就任も1月からなのか、欧州でのシーズンが終わる6月からなのかが今ひとつ不明瞭なものだった。
この報道にスペインのメディアは驚きを隠せなかった。同日、マドリッドのスポーツ紙マルカは、「まだレアルでの試合が残っているこの段階で、なぜこのような報道を行うのか」との批判を行っている。
またマドリッドの大衆紙「AS」も、アンチェロッティ氏の「将来に関しては何も決まっていない」との反論を載せている。