女子体操世界選手権=レベッカがメダル5個獲得=団体銀含めブラジル代表大躍進

ベルギーのアントワープで行われていた女子体操世界選手権で、ブラジル代表のレベッカ・アンドラーデは団体戦での銀メダルに続き、個人でも跳馬での金メダルを含む4個の計5個のメダルを獲得する活躍を見せた。8日付CNNブラジル(1)(2)、UOLサイト(3)、G1サイト(4)、アジェンシア・ブラジル(5)が報じている。
今回の女子体操世界選手権でのブラジル勢の快挙は、4日の団体総合での銀メダル獲得から始まった。ブラジル女子が団体戦でメダルを獲得したのは初めてで、その時点で大きく注目された。また、ブラジルは団体でのパリ五輪出場権も得た。
個人戦は6日の個人総合からで、2年ぶりに国際大会に復帰した体操界の女王シモーネ・バイルズ(米国)が通算6度目の金メダルを獲得したが、レベッカはバイルズに次ぐ銀メダルを獲得した。個人総合3位はシレーゼ・ジョーンズ(米国)で、全員が黒人であることも注目された。
7日に行われた跳馬では、レベッカがバイルズを下して優勝。この部門での彼女は2021年の世界選手権と東京五輪でも優勝しており、世界の第一人者としての貫禄を示した。
8日のレベッカは平均台で銅、床はバイルズに次いで2位で銀メダルを獲得。床では同じくブラジル代表のフラヴィア・サライヴァも銅メダルを獲得する活躍を見せた。世界選手権で女子選手2人が同じ種目で表彰台に立つのもブラジル初で、1大会で6個のメダル獲得も新記録だった。