ペトロブラス=ガソリン値下げを発表=ディーゼル油は値上がり

ペトロブラス社が19日、21日からガソリンとディーゼル油の価格を調整すると発表したと同日付アジェンシア・ブラジル(1)が報じた。
それによると、ガソリンの平均販売価格は2・81レアル/リットルとなり、リットル当たり0・12レアル値下がりする。ガソリンAはエタノールを27%混入することが義務付けられており、同社の取り分は2・05レアルだ。
ディーゼル油は販売業者への平均販売価格が4・05レアル/リットルとなり、リットル当たり0・25レアル値上げとなる。ディーゼル油Aも販売時に12%のバイオジーゼルが加えられるため、同社の取り分は3・56レアルとなる。
今年に入ってからの販売業者へのガソリンAとジーゼルAの販売価格は前者がリットル当たり0・27レアル、後者が同0・44レアル値下がりしている。
ジェアン・パウル・プラレス総裁は発表に際し、、ブレント原油の価格は昨年より値上がりしているが、国内の燃料価格は低下している。これは、現在の価格政策がペトロブラスの市場競争力を高め、消費者へのボラテリティ転嫁回避という点で成功している証拠と語った。
同総裁は、ガソリンは需要のピークを過ぎ、原油より入手しやすくなり、製品価格が下がったが、ディーゼル油の世界的な需要は変わらず、季節的な増加が見込まれるため、価格が上がると説明した。