ザンベッリ下議=モラエス判事の住所探す?=ハッカーの録音公表される
ヴァザ・ジャット報道のハッカー、バルテル・デルガッチ容疑者の弁護士が、カルラ・ザンベッリ下議(自由党・PL)がアレッシャンドレ・デ・モラエス最高裁判事の住所を求めた録音を入手したと語り、録音内容も公表された。23日付UOLサイト(1)が報じている。
これは、デルガッチ容疑者が昨年の大統領選前後にボルソナロ前大統領の選挙の支援を求められた際に起こった疑惑に関するものだ。同氏は、選挙システムのハッキングや選挙高裁長官でもあるモラエス判事のハッキングなどを依頼された時のコーディネーター役で、かつ、契約をまとめたのがザンベッリ氏だと主張している。
今回の件はデルガッチ氏の弁護士アリオヴァルド・モレイラ氏が明かしたものだ。モレイラ氏によると、デルガッチ氏はザンベッリ氏がモラエス判事の住所を尋ねた録音を2パターン持っており、それを同氏に渡したという。モレイラ氏はそれを連邦警察にも近日中に提出する見込みだという。
録音内容はG1サイトに渡され、公表もされたが、そこでは具体的にモラエス判事の名前は出てこない。だが、モレイラ氏は、録音の中でザンベッリ氏が言及しているのがモラエス判事だという。
ザンベッリ氏の弁護人は、「本人はモラエス判事を意図した発言ではないと主張しているし、どのような経緯でデルガッチ氏が録音を入手したのかもわからないと言っている」と反論している。