セアラー州=1時間で2度の強盗被害=路上でパンツ姿の屈辱も
セアラー州の州都フォルタレーザで、アプリのバイク配達員が1時間のうちに2度、強盗の被害に遭う事件が起きて、話題となっている。26日付G1サイト(1)が報じている。
この事件は24日未明に起こった。被害者の男性はまず、アントニオ・ベゼーラ地区で強盗に銃を突きつけて脅され、乗っていたバイクや携帯電話、カバン、相乗り者用のヘルメットを盗まれた。
被害者はそのままアナーリオ・ブラガ街を歩いて帰宅しようとしていたが、最初の事件から1時間も経たないうちに迫ってきた車にはねられた上、車から降りた男たちにナイフで脅され、携帯電話を差し出すように命じられた。
被害者は「強盗被害に遭って盗まれたばかりで何も持っていない」と説明したが、今回の犯罪者たちは被害者のズボンを引きずり下ろして本当に何も持っていないことを確認すると、被害者が持っていたがはねられたときに取り落とした本人用のヘルメットを奪って走り去った。
被害者がはねられた瞬間や、ズボンを下げられ、パンツを丸出しにしたままの姿で捨て置かれた様子は後日、映像や写真で拡散されており、被害者には同情が寄せられた。
取材に応じた被害者は「自動車にはねられてケガをした足が痛む」と語り、子供もいるのに、唯一の収入源だったバイクを奪われたことで生じた生活上の不安も口にしている。