リオ市長選=前大統領推しはラマジェン?=ブラガ・ネット出馬禁止で
リオ市長選の自由党(PL)からの候補に、ボルソナロ前大統領が親しい関係にある元ブラジル情報庁(Abin)長官のアレッシャンドレ・ラマジェン下議を選んだと、1日付フォーリャ紙(1)が報じた。
1日にPL党首のヴァルデマール・コスタ氏が公表して明らかになったもの。この前日には同党からのリオ市長選の候補と目されていたバルテル・ブラガ・ネット氏が、選挙高裁から8年の出馬禁止処分を受けていた。ヴァルデマール氏によると、ボルソナロ氏は先週の時点でこの事態を想定してラマジェン氏を選んでいたという。
ヴァルデマール氏は「クラウジオ・カストロ・リオ知事の支持もある。これで決定だ」としているが、ボルソナロ家長男のフラヴィオ上議は「カルロス・ポルチーニョ上議やルイス・リマ下議もまだ候補だ」と決定を待つよう求めている。
ラマジェン氏はボルソナロ一家と家族ぐるみの付き合いで、年末を共に過ごしたことなどで知られている。それが理由となり、2020年にはボルソナロ氏から指名された連邦警察の警視総監の座をアレッシャンドレ・デ・モラエス最高裁判事から却下された。
この10月には、ラマジェン氏が長官を務めた頃のAbinで、ボルソナロ前大統領の政敵と見なされたジャーナリストや政治家に対してスパイ行為が行われた嫌疑も浮上している。