MBL=新党「ミッソン」立ち上げ=ロゴはジャガー、26年選挙に向け

ブラジル自由運動(MBL)は4日の夜、「ミッソン(使命)」と称する独自政党を新設し、黄色と黒、白を基調とするジャガーの絵を描いたシンボルマークを使うと発表した。同日付エスタード紙など(1)(2)が報じている。
発表はサンパウロ市で開かれた第8回MBL大会で行われ、MBL創設者の一人でサンパウロ市長選の候補者でもあるキム・カタギリ下議と同じウニオン・ブラジル所属のセルジオ・モロ上議を始め、右派の指導者らが参加した。
MBLは現在、法人登録台帳の登録番号(CNPJ)取得の手続き中で、新党を発足させるために必要な50万筆以上の署名を集める準備を進めている。
元大統領のミシェル・テメル氏も参加する予定だったが、スケジュールの問題でキャンセルせざるを得なくなったという。聴衆は若い人が多く、多くは30代だったが、10代の姿も見られた。
ウクライナを訪問中、ウクライナ女性を侮辱する発言を行い、2022年5月にサンパウロ州議を罷免されたアルトゥール・ド・ヴァル氏はイベント中、多くのテーブルを回っていた。
「MBLの名前を『汚さないため』に数カ月間離党したが、数週間後に戻ったら歓迎された。これはMBLが他のグループとは違うことを示している」と語った。同氏によると、自分との接触が選挙に及ぼす影響を計算する人はいない証拠だという。
同氏は政界復帰の可能性を否定しておらず、自分の願望ではないが、選挙に出馬する必要があり、MBLの同僚たちが控訴が必要と判断した場合は、罷免手続きに対して抗告するとも述べた。
MBLによる新党結成は26年選挙に向けたもので、24年選挙では現体制を維持し、市議選と市長選に臨む予定だ。