ブラジル音楽アワード＝ＩＺＡが最多３部門受賞＝国内最大の音楽賞授賞式

　７日、国内最大の音楽賞として知られる「ムルチショウ・ブラジル音楽アワード」の授賞式がリオ市のジェウネッセ・アリーナで行われ、黒人女性歌手のＩＺＡが最多の３部門で受賞を果たした。同日付フォーリャ紙（１）が報じている。
　ムルチショウはグローボ局の衛星チャンネルで、音楽やお笑いなど、若者に人気のエンターテイメントに特化した局として知られている。ブラジル音楽アワードは１９９４年に始まり、今年で３０回目。現在では国内の音楽ファンが最も気にする音楽賞となっており、授賞式でのパフォーマンスや式前のレッドカーペットでのスターのファッションも話題となる。
　同賞の選考基準は年によってまちまちだが、今年は２３部門中１７部門が批評家選出と、プロの視点が反映されたものとなった。
　今年の目玉となったのは女性Ｒ＆Ｂ歌手のＩＺＡ（３３）で、最優秀アーティスト、最優秀ポップ楽曲、最優秀アルバム・カバーの３部門を受賞した。
　また、セルタネージャの人気姉妹デュオ、シモーネ＆シマリアを昨年解消したばかりのシモーネ・メンデスが最優秀ヒット賞、最優秀セルタネージャ賞を受賞した。
　女性Ｒ＆Ｂ歌手ではルジミラが最優秀コンサート賞、最優秀歌唱賞を受賞した。
　最大賞の一つの最優秀アルバムは、男性サンバ歌手のシャンデ・デ・ピラーレスによるカエターノ・ヴェローゾのカバー・アルバム「シャンデ・カンタ・カエターノ」、新人賞は女性Ｒ＆Ｂ歌手のメリーだった。